クロード・モネの死への立ち向かう姿 モネ展@東京都美術館

東京都美術館で開催中のモネ展へ行ってきた。

最大のお目当ては、『ヨーロッパ橋、サン=ラザール駅』。
しっかりとしたタッチで駅の情景が広がっており、突き抜ける空の青さに当時の肌寒い風を感じられた。
印象派の様式を確立していると思う。
 
モネ展最大の売り、睡蓮のシリーズでは、後期の作品を多く見られた。
1918年以降くらいから、絵のサインが大きくぶれていたり、なくなっていたりした。
弱視が進んでサインが書けなかったのだろうか。
彼のサインは美しい直線的なラインだから、ブレるのは許せなかったのかも。
 
最晩年の作品は、ぼやける視界の中で、彼が戸惑いや絶望感じていたこと、それでも描き続けることをやめなかった執念を感じられた。
美しく力強い生涯だったと思う。
 
 
予想外に出会えたのは、モネが蒐集していたコレクションのなかに、オーギュスト・ロダンがあったこと。
『洞窟の中の若い母』
 
f:id:eeerrr111:20151205212747j:image
 
小さい作品だったけれど、ロダンらしい肉厚で生命力に溢れた肉体表現が見れた。
母親が赤子の顔を覗き込んで、覆い被さっているために、顔周りは敢えて鮮明に作り込まれていない。
だが、彼女と赤子が微笑んでいることが伝わってくる。
愛情を感じさせる表情で素晴らしかった。
 
 

にほんブログ村 美術ブログ 美術館・アートミュージアムへ
にほんブログ村